母子家庭への手当と助成金。国でやってるのはわずかです。
シンママだからこそ言いますけど。。。
よく、母子家庭になっても手当や助成金が色々あるから大丈夫!とかって言ってる人やサイトがありますが国でやってるのはほんのわずかです。しかも大半の助成金や手当は所得制限があり、その設定はとても低いです。
いわゆる夫婦の一般的な世帯年収をもとにしたら良く分かります。シンママは多くの人が二人でやることを一人で頑張っているのに、一般世帯なみに稼ごうと頑張る気力をそぐような所得制限があり、正直ある程度稼いだらそれ以上は損な気がしてくるような制度ばかりです。ここら辺は扶養の制度と一緒ですね。あんな変なものがあるからパート程度で働けば良いという考えの人が女性の中にも沢山いて経済も回らない、ひいてはPTAとかって時代遅れな運営形式の組織が。。。と話が少し逸れましたが
自治体によっては手厚い支援をしてくれるところもあるようですが、いわゆる子供が多くて子育てしやすいところは手厚くはないです。いろいろとあり、一見箇条書きを読むと勘違いしますが基本どれも微々たるものです。でももちろん無いよりは全然ありがたいです。ただ、私はヨーロッパのように国が父親(場合によっては母親)から一定の割合で養育費を税金のように徴収し養育してる者に分配するという形をとればいいのにと思っています。
少子化で年金制度が破綻している日本にいたらよく分かると思うけど、子供は国の宝であり、国が養育に援助をするのは当然のことだけど、それよりも当然なのは父と母と二人に養育の責任があるということ。だからこそ皆様の税金からの助成よりもまずは父親・・・とこの辺の話はこれだけで1本書けそうなくらい言いたいことあるのでとりあえずここら辺にしておいて。。。
今や3組に一組は離婚をしていると言われている日本。そしてシンママのうち養育費をもらっているのは2割。さらにシンママの平均年収は243万円(H17年総務省の統計)で85%が貧困家庭と言われています。
私も離婚したばかりの時は養育費もらってたけど結局1年ももたなかった。。
今から離婚という方はここらへんのことを必ず公正証書作っておいてね!と思います。でも、もちろん私だってそんなこと百も承知でした。だけどね、そういうことをちゃんとしてくれる人ならそもそも別れることなんてなかったよ。
そういうことできないポンコツだから苦労してんじゃん!
8ヶ月の息子を抱えて明日生きるお金をどうするか?保育園をどうするか?そのためにも仕事をどうするか?そんな全てが決まらず不安な毎日の中うんともすんとも言わない人に何度も「いつ会える?話し合いたいことがあるんだけど。。」と電話やメールをして苛立ちと腹立ちとでストレスマックス!
その間にネットで見つけた行政書士さんの定型文を自分で書き換えて作成するという格安協議書作成とかいうのを依頼したり。。。でも、結局再三連絡してやっと会えて、内容確認しあい、文章作成し、送って、署名捺印して返送してと言って、言って、それでも返送されずにさらに言って。。。そこまでで何ヶ月もかかり、結局公証役場に行くところまではたどりつけず断念しました。相手からしたら思うつぼなのかも知れないけど・・
こんな奴と一秒たりとも関わっていたくない!こんな無責任なやつに頼らずに絶対に私が幸せにして見せるわ!
よく、離婚するならふんだくって!とかって簡単に言うけどふんだくるにはふんだくるくらい稼いでいる定職に就いた人であるのが前提で、さらに法的にまっとうに処理するためには少なからず相手もきちんとしていないとだめなんですよ。
だからこそ、シンママは子供を抱えてどうにもならずに結局一人で生きていくしかなくなってしまう人が大勢いるんです。そして、だからこそせめて国からの助成金や助成のシステム、手当、支援はきちんと理解してきちんと手続きしましょうね!
国で決まっていることもありますが、自治体により決められているものも多いのでここら辺はお住いの自治体に問い合わせてしっかり調べましょう!私自身の経験では、意地悪なほど教えてくれないというのが現状でした。ガンガン聞きまくり&調べまくりましょう!
とりあえず、ここでは全国共通のものを。ちなみにひとり親ならではのものに限定していますので子育て世帯誰でもがもらえる児童手当やこども医療費助成などは対象なら当然もらって下さいね。
またどれも支給金額の計算方法など難しいので、それぞれの手当の詳細は別にまた作りますので、取り急ぎ今回はざっくり概要です。
①児童扶養手当
母子家庭、父子家庭を対象とした国が行っている手当です。離婚、死別は問いません。
支給対象
母子家庭及び父子家庭の0歳~18歳に到達して最初の3月31日までの間の年齢の子供が対象です。あくまで子供に支給されるものです。
支給金額
扶養人数、所得によって金額が異なり「全部支給」「一部支給」があり、制限を超えると支給対象から外れます。
金額や制限の計算は難しいです。
どれくらい稼いだらどれくらいもらえるのか?これってひとり親家庭にとっては死活問題です。
さらに、就学援助やひとり親家庭の医療費助成制度などは、この児童扶養手当の受給者かどうかで受給資格がかわるので、とても大事なところなのに。誰もきちんと答えられなかったし、資料すらくれませんでした。だからこそ、ここは本当に大変だけどしっかり調べて計算したほうが良いです。
目安として子供が一人ならマックスで月額42,000円~9,910円です。
ネットなどに詳しく書かれているサイトも沢山あるので、とりあえずはそういうものを利用してくださいね。また年々限度額や所得制限も変わっているので、毎年要チェックです。
ちなみに独身時代にシンママの友達がいるって人が「母子家庭だと子供一人につき4万もらえるし、住宅手当もあるらしいから、下手に結婚するよりおいしいよね!私の友達子供3人だからそれだけで12万じゃんね~!」ってアホなこと言ってた人がいるけど。。。
そんなにもらえるかボケ~!(あっ失礼、、)
って感じです。子供一人に付き増える受給額は3,000円です。さらにこれは満額もらえる人の話で、満額もらえる所得制限っていわゆる非課税世帯です。細かい計算が人により違うのであくまで大まかな目安ですが
横浜在住、息子一人の私が満額もらってたのは一人親になったばかりで子供も小さく、昼のバイトしか仕事がなく、月10万いかないぐらいしか稼げなかった最初の数か月だけです。(全額支給は所得57万円以下です。収入ではなく所得。←難しいよね)
そりゃそうだよね。満額もらえても合わせて約14万。横浜で14万で子供と二人で生きていけるわけないでしょ?市営住宅とか当たればともかく公営の住宅がこんなに少ない日本でやっと見つけた職場や保育園に通える範囲に公営がある確率はほんのわずか。母子家庭は他の世帯より当選確率高いらしいけど言ってもわずかに変わりないです。
留守にする時間が長いことを考えたら治安の悪いところには住みたくないし、忙しい中での買い物や仕事を考えたら交通の便の良いところ。そうしたら必然的に私の場合は家賃相場8~10万ってことでした。残り4万じゃ子供の洋服も買ってやれないです。
だから必死こいて、息子にさみしい思いをさせつつ親子ともに限界まではいかず、それでもある程度人間らしい豊かな生活ができるところまでは生活のレベルをあげなきゃと、その微妙な難しいバランスに日々悩みながら働くしかないですよね。
そして、働けば働くだけ手当は少なくなるという。。。
まぁ考え方は人それぞれだけど、シンママってともすること卑屈になっちゃう。。どうせ。。とかって思いがち。
だからこそ、私は頑張れるだけ頑張って習い事とか、子供のキャンプとかも行かせてあげてたし、自分自身もたまにはお洋服買ったり、好きなことしたり、、生き生きしたいもんね。頑張るママを子供は絶対に見てるからね!
まぁ、そういう考えの私でもきついのがシングルの生活なんだけど(爆)とにかく、毎年個々の計算はきっちりして計画立てたほうがよいです!
②ひとり親家庭の医療費助成制度
母子家庭、父子家庭を対象に世帯の保護者や子供が病院で診察を受けた際の自己負担分を居住する市区町村が助成する制度。内容は自治体により変わるのできちんと調べましょう。
支給対象
母子(父子)家庭で0~18歳に到達して最初の3月31日までの間の児童とその児童を監護する父、母または当該児童を養育する養育者
当初私はこれってすごい!と思いましたが先輩シンママは区役所で「保険料払ってるんじゃ助成になってないじゃない!」って怒ったとか(汗)
確かにね、横浜の場合は保険料は普通に払わないといけないのでね。。。しかも母子家庭って多少具合悪くても病院なんか行く暇ないんです。でもって子供がしょっちゅう病院にかかってたのは保育園の頃。この時期は母子家庭に限らず医療費助成されてますからね。私はさすがに怒ったりはしませんでしたけど、この助成ってあんまり意味ないなぁ~。国がやってますよ感出すためだけにあるのでは??とは思ってました。
ただ、子供が中学生になって部活で痛めたりと形成外科通うようになって、ここ最近はとってもありがたく思ってます。中学になってほんとにたまげるほどお金がかかる中、レントゲンとかリハビリとか自腹だったら絶対無理だった。。のでここは本当にありがたい制度なので子供が小さくて申請に行く暇がない。。とかって言わずにきちんと申請して下さいね。
国で行っているものはこれだけです。
次回以降、自治体で行っている手当や支援についてお話しますね。母子家庭と言うよりは所得によりできる減免などについても。。。
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