ちょっと前のものなのですが、先日WOWOWドラマ「坂の途中の家」というのを観ました。
今回はこのドラマを観て、一番辛かったあの頃を思い出した、、、けど、同時にあの頃いつも勇気づけられたおすすめの1曲を皆さんにもご紹介します。
WOWOWドラマはTSUTAYAディスキャスで借りる
「坂の途中の家」はWOWOWドラマなんですが、私はWOWOW加入していないのでTSUTAYAディスキャスで借りて観ました。
今まで「これすごい面白かったな!」と思ったものがことごとくWOWOWなのでWOWOWドラマは結構おすすめです!
ただ、WOWOWって単体で入るとなると結構ハードル上がっちゃうのでおすすめは私が使っているTSUTAYAディスキャスです。
TSUTAYAディスキャスはディスクの宅配システムなんですが、オンラインで動画観ることもできるし、WOWOWドラマも普通にレンタルできちゃうし、DVDディスクも届くし、あとで紹介する音楽CDなんかも自宅に届くという凄い便利なシステムなので映画やドラマ、音楽好きには超おすすめです。
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「坂の途中の家」
で、この「坂の途中の家」って作品は乳児虐待で死なせてしまった母親の裁判員に選ばれたママが自分を重ねていってしまうという話なんですが、、
現役で小さいお子さん育ててる方にはあまり観ることおすすめしません。。
いやどうだろう最後には癒されると思うので観るべきかな。。。
どっちやねん!
でも、安易に子育てに悩んでいる真っ只中の人には勧められないくらいリアルな作品で、あの苦しかった頃の記憶を凄い思いださせられました。
ドラマもとても良かったので原作も読みたいですね。
息子が小さい頃に別居がはじまり地獄だった
子供が小さい頃ホントに私も育児ノイローゼみたいになりかけてました。
その一番辛いときに旦那が帰ってこなくなって本当に今思い出してもよくここまできたなと、、たぶん息子が起こした奇跡なんじゃないかというくらい、、親子共々死んでてもおかしくないくらいの闇にいました。
一人での子育ては闇過ぎて濁流に飲み込まれて転がり回ってたような感じです。
まずは母乳のことでさんざん悩んで解決できなくて打ちのめされました。
ドラマでは母親や義母の「ミルクはだめよ」とかまわりのママの「私は良く出るよ」とかって言葉に追い詰められていくんだけど
わたしは自分が母乳で育たなかったことにトラウマ?というか愛されなかったことの証のように感じた一時期があり、とにかく絶対母乳!と自分で自分の首絞めてましたね。
うちの子はホントにどこにいっても手のかかる子というお墨付きをもらってしまう子でした。
ゆえに、町に出れば狂ったように泣くので私をみんなが不審な目で見るわけです。
ほぼノイローゼ気味だったのでここら辺は本当なのかは分かりません。
「お母さん大変そうね。」「気の毒ね。」という視線だったのかも知れないけど、私は自分が責められているようでいたたまれなかった。
その恥ずかしさで家に帰ってから子供にあたる。
叱りつける声にしゅんとなれば、収まったのだろうけど、ここが恐らく幼児虐待に踏み込む怖さだなと思うのは、黙らせようと強い口調や大きい声で叱ると子供は(うちの子は?)その倍の大きさで泣き叫び暴れるんです。
前妻のやんちゃな子供二人含めて4人の子育てしてる母が「この子は大変でもう無理!」とさじを投げたほど。
でもこれがさらに私は責められてるように思いました。ってかせめてたのか?!
『母親がだめだから子供がこんなにギャン泣きするのよ!』
『母親がもっと愛してあげないから、、』
といわれているように感じてしまって・・・。
息子だけが私の生きる望みで命より大事なのにこんなことになるのがまた死ぬほど辛かったな。
仕事と育児で必死ななか、息子のアレルギーで毎日かきむしる手足を皮膚科に連れていって朝晩包帯替えてとやってた時期に保育園から虐待を疑われてるの?と思うような聞き取りされたこととかホントに追い詰められるきっかけがごろごろ転がってました。
「坂の途中の家」のように実家に頼れなかった
実家に頼ったりできればよかったんだけど、母はそもそも「産院とか役所の保健師さんになるべく産後1ヶ月は実家で手伝ってもらいましょうって言われた」と実家に帰ろうかと打診した私に「犬や猫だって一人で育てるんだから人間が一人でできないわけないでしょ」と一網打尽に拒絶するくらいの人なので、私は産後直後から一人きりで全てをやってきました。
別居中に精神的に追い詰められて実家に帰りたかったけど、手のかかる息子をみて母親に私がだめだからだと責められたらもう立ち直れないなという危機感であえて一人でいました。
でもこれは本当に怖いことで、誰かの目がない闇のなかだと自制が効かなくなったら終わりですよね。
限界で息子を残して家を飛び出たあの夜
想定外の別居がはじまった頃から、ひどい夜泣きで5分とか10分とかで起きるほどでもう限界で、、
狭い家の中ではどこにいても泣き声が追ってきて、、、一瞬でいいからこの声から逃げて落ち着いた精神状態を取り戻したい。。。
そして気が付けばスイングベッドの安全ベルトをして息子を残して家を飛び出したことがあります。
結局飛び出たところで息子のことが心配でたぶん20~30分のことだったけど、、帰ってきて暗い部屋の中、泣きつかれて寝てる息子をみて号泣した日を今も忘れられないし、息子に謝っても心はずっと苦しいままです。
今振り返っても、ほんとに地獄だったな、、、
だからこそ、、あの時の自分が今もどこかで誰にも届かない助けてを叫んでいるような気がしてサイトを立ち上げようと思いました。
何ができるのか?あの頃の私がどんなことだったら少しでも救われたのか?
答えは永遠にでないと思うけど、私も地獄の日々を生きてたこと、そしていつからかは分からないけど今確かにあの闇が遠い過去になってることを伝えたい。。
そんなことを改めて「坂の途中の家」を観て想いました。
どん底の時に救ってくれたケリー・ノーブル
あの号泣した日、私を慰めてくれたのはケリー・ノーブルの「How far you’ve come」という曲でした。
離婚弁護士のエンディング曲になってたんじゃないかな?
今でもこの曲は私にとって大切な1曲です。
邦題は「夢が叶うまで」となってますが、、、私的にはちょっと違うかな?
日本語訳付きの動画があったのでのせておきますが、音悪いのでこれは絶対ちゃんとした音源で聞いてほしい!
けど、、参考までにね。
Close your eyes, take a breath
Don’t let yourself forget
You are strong
Look how far you’ve come
このサビの歌詞が凄い好きです。
あの日もやっと寝た息子を起こさないように隣の部屋でヘッドフォンでこの曲を聞いて涙が止まらなかった。。
そして、子供を産んで初めて声を出して嗚咽して泣いて。。。
そうやってこの曲に本当に力をもらいました。
この曲日本デビュー1stシングルなんですが、ドラマの関係なのか?レコード会社やスポンサーの関係なのかどのアルバムにも入っていなくて現在廃盤で、唯一Amazonのデジタル音源か楽天などで購入できるオムニバスでしか聞けないようです。
しかも、タイトルも2010とついて微妙に変わっていますね。
こんな名曲が諸々の大人の事情で一般に流通しないなんて!!けしからん!
ただ、彼女の曲は他も本当に心を揺さぶる曲なのでアルバム買っても後悔しないです。
おすすめは資生堂のCMで恐らく誰もが聞き覚えあるかと思う「Look at me」という曲の入った1stアルバム「fearless」です。
名作です!
追伸
暗闇に置いて部屋を出てしまった話を昨年くらいかな、、、何かの話の流れで息子にしたことがあります。
最後まで話す前に彼はかけよって私をぎゅ~っと抱き締めて「大丈夫だよ。ママありがとう」って。。
このことに限らないんだけど、私自身の親子関係のこととか、、誰にも話せない話を彼は聞いてくれて、小さい子をよしよしするみたいに涙目になりながら私を抱きしめてくれます。
ずっと一人で背負って生きていくんだと諦めていたことを彼が一つ一つ昇華させてくれるとは。。
やっぱり私は天使を授かったんだろうな、、、と想うのも束の間
今は魔の反抗期入ってるのでデビルな日も多々あるんですけどね
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