シンママの中には法的な離婚はまだという方も一定数いますよね?
子供が成人するまで籍は入れておきたいとかって話もよく聞きますし、ここにたどり着いた人の中には『離婚したいけどシンママってどんな感じ?』とか『このまま別居生活続けられるかな。。。』とかって人もいるのでは?
私自身別居中が精神的に一番どん底でした。そして、生活費が単純計算で2倍かかるだけに、金銭的なことも離婚の理由となってたうちのような貧乏な二人の場合、生活費苦しいゆえに誤った判断をしそうになったこともありました。
私は全く知らなかったので、当初途方に暮れてました。ママがまっとうな判断をできるように、今回は私の場合の別居から離婚までをたどりつつ、婚姻費用請求についてお話します。
別居前の生活スタイル
うちはお互いミュージシャン同士でしたが、それだけでは食えなかったのでお互い生活のための仕事はしていました。
私は結構まともに正社員で働いてたんですけど、音楽活動が忙しくなってきてプロダクションなどの所属が決まったのを機に契約社員という形になり、休み多めで音楽にかけられるような働き方をしていました。
社員から契約だったんで、保険なんかもそのまま社会保険でやってもらってたし、会社で強制的に入らされていた貯金(なんて言ったっけ?会社ならではのお得な利率のが当時はありました。)もそのまま継続していました。
バイトからだったので結構長くて年の割に社長とも仲良しで大きい顔してました(笑)。それゆえに経理のお局とも仲良くやってたのですが、ほんとにメッチャ些細な行き違いから目をつけられてしまい、物凄い居辛くなっちゃんったんです。
女ってほんとにいじめ方がえげつない!おそろしい!
で、結婚を機に子供欲しかったのもあって退職しました。
でも、ただ、私が仕事を辞めるだけではとても生活厳しいのが目に見えていたので、旦那を就職させよう計画をこっそりすすめまして、面接や職務経歴書づくりが得意な私は彼の経歴に嘘はないけど、めっちゃ立派に見えるようなあらゆるテクニックを使いました。
おかげで、専門学校しか出てない元旦那を上場企業の中途採用に見事受からせちゃいました!
今思えば、ここら辺からもう無理があったんですよね。人によってはありがたい話だったと思うんだけど、彼には野心とか上昇志向があまりなく、それ故にかなり無理してるなって感じで、仕事中も企画の意味とか指示の意味が分からずこっそり私にメールしてきたりしてました。
でも、生活自体は最低限ですが安定しました。
でもって、、、うちは結婚して数日で子供ができたので、私としては計画通り!って感じだったんですけどね。。
すぐに彼の借金が発覚し、生活はやっぱり厳しいという・・・
給料は基本二人とも扱えるようネットバンキングで管理し、彼の借金返済分とお小遣い分を残して、私がやりくりしていました。
毎日お弁当を作って節約生活をし足りない分は私の失業保険とかでまかなってましたね。
突然始まった別居生活
そんな感じで
私は5週目から分娩台あがったその瞬間まで続いたつわりに苦しみながら節約生活をしつつ、それでも夢の専業主婦生活(笑)をしてました。
でも、彼のストレスはきっとどんどんたまってたんでしょうね。。都内ワースト3に入る恐ろしいほどの満員電車での通勤とかも背中をおして、次第に帰りが無駄に遅くなってきて。。。
ある時突然帰ってこなくなりました。
まぁ、この間に彼の借金が1社どころじゃなく多重債務だったことが発覚したり、妊娠中の浮気?らしきことが浮上したりと諸々沢山あったので、この時点では私もかなり精神的に疲れ果ててました。
最初はまぁ、実家で少し休んだら帰ってくるだろうくらいに思ってましたが、結局この日から別居が8か月続きました。
不安で途方に暮れて判断を誤りそうになる
1週間過ぎたあたりから、まじか~。。。って感じで不安は日増しに大きくなっていきました。ケンカになると話し合いに一切応じないという結婚当初からのモラハラがあったので、私は相手が何を考えていて、どうしたいのか?とか全く分からないというストレスと苛立ちのまま初めての子育てで精神状態やばかったです。
そして、何より生活費です。
最初こそ、向こうに非があるから悪いと思ってるのか少額だけ引き落としてたのが、数か月すると普通にガンガン下ろし始めて。。。
向こうは実家にいたようなので、お金は基本かからないはずなんだけど、ちょこちょこ引き落とししていくから、私も焦って給料日きたらすぐに一定額下すみたいな感じで取り合いみたいになってました。
この生活はまずい。。。とにかくどうにかして旦那をなだめて戻ってもらわないと。。。そんな風に思っていました。
これって本当に危ない。
だって、あの時の私は
一度だけ応じてくれた話し合いで彼が出してきたアホすぎる条件をすべてのもうとしていたから。。。
↑
自分は音楽の仕事をしたいから今の仕事はやめて音楽の仕事だけする。要は給料半分以下になるってこと。
で、自分がしてきた借金の返済があるからchikakoは子供を預けて働いてほしい
あと、俺は時々実家の友達とかと遊びたいから定期的に泊りがけで遊びに行くけど認めてほしい
自分の母親が足がやばそうだから(怪我して足の指が壊死するかもと医者に脅されただけで、普通にぴんぴんしてました)母親と同居して、生活と面倒をみてほしい。。
諸々ね。。。
これ全部のめるなら戻ってもいいかな。。って
当時の私は正直こんなアホな条件出されてるのに「なんでもいいからとにかく戻ってきて!」って思うとこまで追い詰められてました。
職探しのためまずは保育園と思ったけど役所は冷たかった
そんなアホな条件をのむと言ってるのに、、まだもう少しこっちにいるわ。。。とか言ってなかなか帰ってこない日々。
このままじゃまずいと、とりあえず仕事を探そうとおもうけど5か月の息子をどうするか?
で、役所に行って事情を話し保育園に入れないか相談しましたが「保育園は基本仕事がある人が働くために子供を預けるところなので、仕事のない方は優先順位低いので当分待機児童となります」
は?!!!!のたれ死ねと?!
その仕事のために子供を預けざるを得ないという話聞いてました?!
なんか、突然降りかかった別居や離婚という言葉のうえに、この冷たいあしらいで一気にどん底まで突き落とされました。
自宅から3分ほどの店舗のアルバイト募集とかに子供を置いて行ったりが精一杯でした。
当然小さい子供を一人で抱えているという話になり面接自体途中で打ち切りになったりしました。
結局らちが明かず途方に暮れていろいろ調べたら、
ということが分かりました。いろんな制度があるけど、誰も教えてはくれないです!
これって本来は役所で教えてくれるべきことだよね?!
事情を話しているのに「働いてないと入れないんですよ」しか答えないあなたは何のためにそこに座っていらっしゃるの?なんちゃら相談員って名札してませんでしたっけ?!
ただ、保育園はすぐには入れません。今生きていくためのお金をどうすればいいのか?そもそもこのまま離婚になってしまうのか?
相手がうんともすんとも言わないだけに、この先何をどうすればいいのか全く分からず途方にくれてました。
お友達の弁護士さんのおかげで強くなれた
そんな時、友達が私の事情を知って、ご主人である弁護士さんの相談を一度無料で受けてと言ってくれたのです。
私は離婚したくなかったので、何とか戻ってもらうためにはどうしたらいいか?とかそんなことをきいた覚えがあるのですが、弁護士さんは冷静に「差しあたって、今の生活が安定しないとまともに考えることもでできないので、まずは婚姻費用請求をしましょう」と言ったのです。
私はありがたいことにお友達の好意で弁護士さんとお話できましたが、そういう知り合いのいない人も
意外と知らない人が多い婚姻費用請求
恥ずかしながら私はこの言葉初めて聞きました。婚姻中の生活費は妻がまっとうに請求できるものだということを弁護士さん言われて凄く安心したのを覚えてます。
何なら、旦那の口座から生活費を下すことが人の名義なだけにどうも罪悪感があって、、、
でも、弁護士さんに言われて婚姻年数や相手の年収によって請求できる目安となる金額とかの表を見せてもらったら本当に安心しました。
私自身はこの時点で離婚したくないという考えで動いていましたが弁護士さんは「実際にもらうもらわないじゃなく、裁判すればこの金額を請求できるのだからと話を進めれば、相手はもどるなり、もしくは離婚するにしても慰謝料や養育費の話にすすむと思いますよ。実際彼の給料でこの金額を支払い続けることはかなり厳しいと思うので」ととにかく事が進むことが大事と話をしてくれました。
婚姻費用算定表は養育費と同じように裁判所のHPから見れるので是非参考にして下さい。
間違っていないんだから堂々と生きる
実際私はこの婚姻費用請求の話を弁護士さんと相談していると言ったことで8か月のうんともすんとも言わない別居期間を終わらせることができました。
自分が向かおうとしていた方向とは反対方向ではあったけれど、この婚姻費用とは妻が請求できるものだと教えてもらったことや、自分が調べた保育園や制度のおかげで「そんなにびくびくすることないんじゃないかな?」と思ったんです。
どうして私がこんなアホな条件のまないといけないのか?!と我に返ったというか。。。
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