泡スプレーって本当に汚れ落ちるのかな?
まだ使ったことなくて悩んでいる方はもちろん、実際に使ってみたけどいまいち使いこなせなかったなんて方にもおすすめの記事です。
いきなり結論ですが
- 泡スプレーは一長一短。単体で全ての洗い物完了は難しいですが、それぞれの製品の特長を理解して臨機応変に取り入れると、とっても便利!
- 除菌に関してはどちらの商品も優秀なので茶渋などは泡スプレーの方が断然簡単に除去できる
- 泡スプレーでの食器洗いは使い方にいくつかのコツがあります。ここを理解して使いこなせば確実に時短できます!
どのように取り入れていくかは各自の生活スタイルや洗い物の形状などによるので、私は3品とも持っていて、その時の汚れ具合やお皿の形状、時間によって使い分けをしています。
この記事では有名な泡スプレー【キュキュットクリア泡スプレー】と【JOYミラクルクリーン】と後追いで出てきた【あとラクミスト】の比較とそれぞれのおすすめの使い方やコツをお話します。
【泡スプレー】使う前までの洗い物
今までは蛇口を目一杯お湯側に振って60℃で洗剤少な目で洗うという方法をやっていましたが、これだとゴム手袋も排水のゴム栓もすぐに痛むうえにガス代が気になる、、、
そこで洗い物お湯と水でどれくらいガス代が違うのかが気になり実験してみました。
食器洗いをお湯だけでやった月と水だけでやった月ではガス代が平均月額2千円安くなりました!
ちなみに牛や豚の脂が溶けだす温度は40℃以上からなのでぬるま湯で洗うのはあまり意味がありません。
油汚れの時に40度以上の熱めのお湯でサッと短時間で油汚れを落とすというピンポイントの使い方が良いでしょう。
思ってた以上の金額の差でびっくり!
でも、やっぱりお湯を使わなくなると汚れ落ちはイマイチなので必然的に洗剤を使ってのこすり洗いの時間はどうしても増えてきます。
そこから汚れを極力ささっとキレイにできる商品を探すようになりました。
【泡スプレー】メジャー3商品の比較実験
【あとラクミスト】は他の2つとは少し用途が違うので【JOYミラクルクリーン】と【キュキュット】をメインに比較しましたが、どれにするか悩むのは恐らく3商品だと思うので泡の形状など比較できるものは3商品で比較しました。
お値段の比較
価格ドットコムでの最安値情報とスマートショッピングでの大手ネットショップでの最安値情報を参考にしました。
キュキュット(300ml) | JOY(300ml) | あとラクミスト(420ml) | |
価格ドットコム | 220円 | 311円 | 327円 |
スマートショッピング | 281円 | 301円 | 312円 |
ミラクルクリーン泡スプレーが出はじめた頃に近所のメガドン・キホーテで価格比べをした時はキュキュットとJOYの価格はどちらも321円(税込み)だったのですが、2020円6月現在では上記の価格でした。
通常の洗剤と比べるとやはり割高ですが上手に取り込んでガス代や節水できる分と相殺したら泡スプレーはストレスフリーで有りですね。
キュキュット公式サイトには1本で約375プッシュできるとありましたので結構な回数使えると思います。
泡の比較
スプレーする高さによっても変わるので極力分かりやすく同じ条件でプッシュしてみた画像です。
キュキュットの泡はこんもりしてスプレーした瞬間からぱちぱちはじける音がしてこれで汚れが落ちるのね!と納得という感じでした。比較的時間が経ってももったりとしています。
JOYは薄く広く広がり28センチのウォックパンも2プッシュでまんべんなくスプレーでき
ます。
すぐに液状に近くなるのでムラになりにくくまんべんなく広がりやすいです。
ただ、あとラクミストが出たことで、JOYの広口とあとラクミストを比べるとほぼ変わらないので迷います。
JOY➡アルカリ性なので油汚れに強いがいかんせん泡の量が少ないのでせっかく広がる泡なのに汚れ落ちを考えると結局数プッシュする必要がある
あとラクミスト➡一気に多めの泡で広く広がるけれどスポンジ洗い前提としているし中性洗剤なので油汚れに関してはこれだけで落とすのは厳しい&香りがかなりきついので苦手な人は選択肢に入らないかも
汚れ落ち比較
一番気になるのは汚れちゃんと落ちるの?というところですよね。
ミートソースを1時間放置したお皿です。
プッシュして2分待ってシャワー水栓で流した状態が上から3番目の画像です。
最後の画像はスポンジでかる~くなで洗いをしたものです。
サイトによってどちらが落ちるかの結果が違うのが気になって、改めて実験をしたのですが、これで分かったのはプッシュして出てくる形状や吐出量が違うのが原因のようです。
・JOYは広がるスプレーですがその分一カ所にかかる泡の量が少ないので、これもまた数プッシュすれば良く落ちます。
つまり単体で洗い物を完了させるには、どちらもある程度スプレーしないといけないということです。
また汚れ自体はどちらも分解していますが、すすぎではある程度の水流かスポンジでのなで洗いすることで完了します。
分解されているので通常の汚れではごしごしこする必要はありません。
【泡スプレー】メジャー3商品の比較結果&総評
キュキュット | JOY | あとラクミスト |
おすすめ度: | おすすめ度: | おすすめ度: |
洗浄力: | 洗浄力: | 洗浄力: |
価格: | 価格: | 価格: |
中性 | アルカリ性 | 中性 |
<キュキュットクリア総評>
- こんもりした泡で吐出量も多いのでスポンジで洗いにくいストローや水筒、お弁当のパッキンの溝などには効果バツグン!
- スプレーのひき方によって泡が使い分けられるように改良されていますが、まだまだ平皿やフライパンなどには一気に広がらないので不向き。
- 一カ所にがっつり泡が乗るので汚れ落ちは泡スプレーの中では断トツで良い
- 中性洗剤なので手肌に優しく、他の使い道も多い(布に浸してバッグの汚れ落としやメイクスポンジの洗浄など)
<JOYミラクルクリーン総評>
- 薄く広く広がる泡なので平皿やフライパンなどにも1~2回で広がる
- 軽い汚れの場合は一気に広がりとても便利
- 広がる分一カ所に乗る泡が少ないのでがっつりの油汚れには不向き
<あとラクミスト総評>
- 忙しい時にスプレーしておけばじっくり汚れを分解してくれるので便利
- 香りがかなり強いので特に熱い鍋などは冷ましてからスプレーしないとむせる
- スポンジ洗いをする前提の商品なので時短という面では弱い
どちらの商品も便利でどっちというのは悩ましいところです。
汚れたものをすぐに洗う時や軽い汚れの場合はどちらの商品でもそん色なく簡単になで洗いだけで落ちます。
ただ、油汚れやお弁当箱など時間のたった汚れものも混ざることを考えると、結局スポンジでのなで洗いはまだまだ必要なことも多いです。
ただ、明らかにごしごしする必要はなく、あくまでなで洗い程度で大丈夫になります。また目で見えにくい物ですが除菌面では圧倒的にスポンジ洗いよりも安心です。
それぞれの商品の特徴を理解して使い方を変えれてその時の洗い物の形状や汚れ具合によって使い分けるのが良いかなと思います。
ちなみに泡スプレー使うならスポンジを水だけで落ちるスポンジにするのがおすすめですよ。
泡スプレー各商品の使い方とポイント
ではここからは実際に泡スプレーメジャー3商品のそれぞれの使い方のコツとおすすめの使い方です。
【泡スプレー】キュキュットクリア泡スプレー
まずは既に愛用している『キュキュットクリア泡スプレー』
以前お酒を飲んでいた時にスプマンテグラスの汚れが気になり使いはじめました。
お酒を飲まなくなった今は息子の水筒で、お弁当生活はじまってからはお弁当箱にも使っています。
【キュキュットクリア】使用方法
・油汚れや茶渋➡スプレーして数分置き、スポンジなどで軽くこすりすすぐ
こちらの商品はそもそも洗いにくいストローやお弁当箱のパッキンのところを洗うことをうたっているので、奥までピンポイントで届く細くて勢いのある出方のみでしたが昨年一度改良され、吐出量が増えて更に奥までしっかり届くようになりました。
どちらも右側が新しいスプレーでの泡です。もともとこんもりした泡のキュキュットですが吐出量が増えたことで更にこんもりとなりました。
近くからスプレーしているのですが、これがストローなど長さの長いものに使うと以前よりも倍くらい奥まで届くようになっています。
【キュキュットクリア】泡の調整方法
キュキュットクリア泡スプレーはJOYのようにスプレー口の開閉ではなくスプレーの引き方で泡の出方を変えられるようになっています。
- ゆっくり引く➡奥まで届く泡
ストローや水筒、細いグラスなどに便利 - 素早く引く➡広がる泡
平皿やフライパンなどに便利
↓こちらの公式動画を見るとスプレーのひき方による使い分けが分かりやすいです。
キュキュットクリアは食器洗い以外にも使える
キュキュットは中性洗剤なので、食器洗いだけでなくその他の用途でも使えます。
- バッグや靴のお手入れ
水で薄めて布に浸してバッグや靴などの手入れに使う(生地や洗濯方法を確認の上中性洗剤でOKのものにお使い下さい) - メイクスポンジの洗濯
メイクスポンジやパフに数プッシュしてクシュクシュし、しっかりすすぐ。
タオルなどの上で自然乾燥させてください。 - 布マスクの洗濯
洗面器などにぬるま湯を入れて、そっとマスクを浸し湯水の中に数プッシュして、数分つけ置きした後押し洗いをしてからしっかりすすぐ。その後ハンガーなどを利用して干して下さい。
こんもりしたはじける泡なので泡スプレーの中では一番汚れ落ちが良い
中性洗剤なので手肌に優しく、その他の使い道も多い
改良されたものの平皿やフライパンに使うには相当数スプレーの必要があるのが難点
【泡スプレー】JOYミラクルクリーン泡スプレー
こちらはキュキュットの後追いで出てきた商品で、そもそも食器洗いを全てこれで完了しよう!というコンセプトの商品です。
【JOYミラクルクリーン】使用方法
・油汚れや茶渋➡スプレー後数分置いてからスポンジでなでながらすすぐ
どちらも1、2プッシュでOK。軽めの汚れや茶渋の汚れ落ちは見事です。
【JOYミラクルクリーン】泡の調整方法
スプレー口が開閉できるようになっており、広がる泡と細い泡の2タイプ切り替えられます。
広がる泡は大きな28センチのフライパンでも2プッシュで十分まんべんなくスプレーできますが、汚れを落ちを考えるともう数プッシュしないとちょっと厳しい。
↑こちらは普段使っている28センチのウォックパンですが、JOYを3プッシュして2分ほど置き、スポンジを使ってなで洗いしています。
1時間ほど放置したフライパンなので2週程スポンジで通常のこすり洗い程度の力を入れましたが、1週半でするんと汚れが落ちる感覚がありました。
通常の汚れなら待ち時間がほぼいらないのでササっと片付くのでノンストレス
広がる泡の分1カ所に乗る泡が薄いので汚れ落ちにやや難あり
泡スプレーを上手に使うコツ
泡スプレーは従来の食器洗いの概念とは違うので使い方を間違えると力を発揮できません。使ってみてここは重要!と思うところをピックアップしてみました。
- 水は付けずにシンクに広げてスプレーをする
- ケチらずしっかり汚れを覆うようにスプレーする
- 洗い物の形状に合わせて使い分ける
最初はどうももったいない気がしてケチってしまいがちですが、きちんとスプレーしないと結局また洗剤を付けてスポンジ洗いをするという二度手間になってしまいますのでここはケチらずにいきましょう。
【泡スプレー】まとめ
食器洗いは洗う物の形状や汚れの状態がまちまちなので、まだこれ1本で完結!というものは残念ながらありませんが、どの商品も特性に合った使い方をすればとても優秀ですので上手に取り入れることで時短&節約になります。
- キュキュットは全体使いはできないけど、お弁当やプラの油汚れ、ストローや茶渋はスポンジより落ちる!
- JOYは広くスプレーできるので軽めの汚れには便利ですが、油汚れのひどいものなどは厳しい!
- 水に浸けておく作業の代わりにJOYやあとラクミストをスプレーしておけば除菌面でとても安心&後の洗い物がとても楽
私は水に浸ける!とか洗い物はすぐやる!というのが染みついていたので最初はちょっと苦戦しましたが、そもそもの発想を変えていくと意外とすんなり楽&便利を味わえました。
ちなみに私の現在の洗い物の方法は
➡JOYをスプレーして洗剤いらずのスポンジでなで洗い
<お弁当や水筒>
➡キュキュットをスプレーし1分後に洗剤いらずのスポンジでなで洗い
<しつこい汚れ>
➡あとラクミストをかけてお風呂などゆっくりした後(1時間以上)落ちてなさそうなところに再度キュキュットを上からスプレーし洗剤いらずのスポンジでなで洗い
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